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30代独身男子が自分に投資して利益を上げていくサバイバルブログ

セロトニントランスポーターと幸福論

中野信子さんって綺麗ですよね。頭が良くてそしてちょっとぶっ飛んでいて、でもとっても努力家で自分が人とは違うことの理由を知りたくて脳科学者になってしまったあの人です。

彼女の著書を読んでいて気になるワードがいっぱい出てきましたが、特に気になったのは

セロトニントランスポーター”という遺伝子のお話でした。

ポジティブな人、ネガティブな人がいますがどんな脳内ではどんなことが起きているのか?興味深いです。

僕も昔からいろいろな失敗をしてきて未だに自分という人間がよくわからないのですが、今回はセロトニントランスポーターについて考えてみました。

 

 

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セロトニントランスポーター遺伝子

僕らは感情の生き物で喜怒哀楽を表現して生きている。

それぞれの感情には脳内物質が関係していると言われています。

セロトニンとは

脳内の神経伝達物質のひとつで怒りや不安の要因の”ノルアドレナリン”や快楽を司る”ドーパミン”をコントロールする役割がある。

”幸せホルモン”とも呼ばれいて感情の安定に作用している。

 

セロトニントランスポーターとは、このセロトニンを運ぶ(トランスポーター)の遺伝子のことです。

セロトニンを上手に運搬できれば、脳にセロトニンを多く運べよりポジティブになれるということになります。

分類

セロトニンを運搬する能力が高いのがL型で”ロング”で低いのがS型は”ショート”と呼ばれています。親からの遺伝子を引き継いで3つのタイプに分類されています。

SS型

日本人に一番多いと言われるのがこのタイプ。セロトニンの分泌が多くないので不安を感じやすく、行動が慎重になることが多い。

日本人の65%にも及ぶそうな。

SL型

SとLの半分づつです。バランスタイプですね。日本人は30%ぐらいがこのSL型だそうです。

LL型

セロトニンを脳に運びまくりのポジティブ野郎ですね。

この遺伝子を持つのはアフリカ人が1番多く、次に欧米人が多いそうです。

セロトニントランスポーターに対しての僕の考え

僕は医療機関で検査したわけではないですが、今までの思考や行動からどう考えてもSS型、よくてSL型なのかなと思う。

こうやって見るとSS型は幸せホルモンのセロトニンが少ないデメリットばかりが目立ってしまいがちですが、僕らの祖先は慎重であることや不安を感じ取りリスクを事前に回避してきたことで生存してきたわけです。

危険な場所に近づかないことで、肉食獣に襲われなかったかもしれないし、いわゆる”危険な橋”を渡らなかったから死なずに済んだと言うことです。

リスク回避は生きる上で大事なことです。

投資をする上でもこの不安を感じやすい性質は吉なのか凶なのかは微妙なところですが、僕は不安を感じやすい人の方が向いているのではないかと考えます。

一朝一夕で結果を追うのではなく、様々なリスクを考えながら投資を行った方が一発の利益は出ないかもですが、即退場なんてことにはならないはずです。

リスク耐性の低い個人は退場してしまったら挽回は難しいですからね。

ただ、不安を感じやすいことによって損に対してあまりに敏感なのは考えものです。

始めたばかりなので”損なんて勉強代だ”と思っていますが、内心株価が下がると本当にがっかりしている自分がいます笑

人は得より損が三倍に感じるというそうですが、SS型の人には特にこたえるのかもしれませんね。

こればかりはうまく付き合っていかないといけないです。

実際にどう向き合うのか?

でもポジティブな行動をする人には憧れてしまいますね。

もっと大胆に思いっきり行動できたらどんなに素敵なことか。。。

僕がフォローしている愛すべき筋トレ社長ことテストステロン氏がとてもいいことを言っています。

悲しいかなこの世に生を享けた時点で強制的に全額betしている状態だ。配られたカードに文句を言っても仕方がないんだから勝ち方を考えろ。

 betというのはポーカーとかの用語”賭ける”ということですね。生まれてきた時点で自分の遺伝子やら環境に"if"はないんだから、泣き言を言っても始まらないということです。

科学的なエビデンス(証拠)に基づいていると言っても”血液型占い”の進化版みたいなもんだと思ってます。都合よく解釈したもの勝ちな面がありますので都合よく参考にしたら良いのではないでしょうか?

人間は因果関係を求めますから、占いで今日は運が悪いと出ていたら、なにかの不運を結びつけて考えるものです。

自分のできなかった言い訳に利用するのではなく、もっと都合よく解釈していきたいですね。

いやー今日は最高のリスク回避したなー。SS型遺伝子サイコー!

ちょっと無理がありますね笑

それでもネガティブな思考をしてしまう自分

30歳から文字通り"0"から始めた貯蓄や投資も今では一定の形にはなってきました。

これは多分不安を感じやすい自分だからこそ順調に増やせたのではないかとポジティブに捉えてますが、まだまだ不安が拭い去れません。もちろんまだ安心できる額ではないということもあるけれど、最近それだけではない気がします。

安心ってなに?って話です。例えば今生活のまま資産が一億円あったとしてもこの不安からは逃れられない気がします。

では僕の場合はなにから来る不安でどうしたらリスク回避できるのかを考えました。

僕の考えるリスク

僕の考えるリスク、それは原因は収入(働くこと)のことだと思います。

僕は決して働くことが嫌いではありません。むしろ働くことは楽しいと思っていますし、やりがいを感じることは喜びだとも思っています。

今の仕事はそれなりのやりがいと収入をもたらしてくれます。長期の雇用の話(正社員)がくるぐらいなので少しは安定しているのかもしれません。

ただ組織にいる以上、いつ自分の望まない仕事に移動させられるかわからないですから、完全に信用するには至りません。

”仕事なんてそんなに甘いものじゃない”

そんなお声が聞こえてきそうですが、僕にとってはいかに自分がイキイキ働くが重要だと思っています。

 

どうしたら不安から逃れられるのか?

一つ安心感を得られる方法は収入源が複数存在することだと思います。

一つの収入に頼っている限り、もしものことが起きた時に不安で仕方がありません。

複数の収入は心の安定に繋がるはずなのでまずは収入源を増やすことを考えております。

昔ダブルワークをしていた時は、収入源が二つ以上あったので一つがうまくいかなくても”別にいっか”と思えて気分的にとても気楽でした。

ただ、どちらも僕の意思ではなく雇用主の意向によって左右されるのでダブルワークが解決法ではないとも思ってます。

そこで考えるのは雇われではない収入、つまり自分で仕事を作ることです。

例えば、古いかもしれませんが手に職をつけることは安心に繋がるのではないかと思ってます。

一年ほど前に市の畑をレンタルして農業の真似事をしていた時期もありました、農業を収益化するのは多分相当な工夫をしなければ難しいかもしれませんが農業ができれば生きて行くことは困らないはずですよね。

あとは近所のラーメン屋は後継者を探しているようなので、本気で応募してみるとか。

自分の特技でまずは収入を得ることを目標にしていきたいです。

結局リスクをとるしかない

多分SS型の遺伝子を持つ僕は今まで、事業を起こすとかそんなことを計画だけ立ててみても実際には恐怖が勝ってしまって全然行動に移せなかったんです。

ただ、僕の将来の不安を解決する方法は自分で行動をする以外ないのではないか。

真剣に考えれば考えるほど、今の場所にとどまることがリスクでしかないと感じます。

つまり不安があるからこそ行動をするという結論です。皮肉なものです。

まとめ

全体を通して見るとやはり自分はネガティブだなと感じますね笑

でも自分はそういう思考なんでしょうがない、無理やりバカポジティブを演じてもいつかは破綻するので自分に正直に生きるのみです。

ただ、脳内の物質であるセロトニンが思考に関わっているのであればある程度のことは自分でコントロールができると思ってます。例えばセロトニンを分泌させる反復運動、ランニングでもいいし、筋トレでも脳内物質が出るそうです。

脳内物質がもたらす幸福感なら自分で作ってあげたらいいんではないでしょうか?

頭の中のホルモンのバランス的なお話なので上手に付き合っていきたいですね。

いずれにせよセロトニントランスポーター遺伝子はあくまで一つの要因にしか過ぎないのですから、都合のいい部分だけチョイスして未来の目標に向かって突っ走る方が健全だと思います。今いる場所も安全なんて保証はないんですから。

最後に僕と同じようなネガティブな人に提言があります。

”僕たちは将来のことに悩むことができるので、その先にあるリスクをいち早く見つけ対策を練られるんだからお得です”

どうですか、ネガティブも悪いことばかりじゃないでしょう!