【バリュー投資】アーセン・ベンゲル【適正価格】
イングランドプレミアリーグ、アーセナルの監督”アーセン・ベンゲル”が監督に就任して12年経過しました。
最近はリーグ優勝から遠ざかってますが、ベンゲルの就任で確実にアーセナルは強くなりました。
プレミアリーグの無敗優勝や世界最古のカップ戦FAカップを制しています。
監督としてだけではなく選手補強やクラブ経営の収支までを考慮できる凄腕の監督です。
そんなアーセン・ベンゲル監督の魅力です。
生い立ち
1949年10月22日 生まれの67歳 フランス出身
現役時代はDF、MFとしてプレーした。
現在のストラトブール大学で経済学の博士号を取得している。
監督として
特徴としてパスを細かくつなぐ攻撃的サッカーが信条。
相手チームによって戦術を変更することは少なく、あくまで自分たちの良さを出して相手を倒すと言う潔いスタイル。
逆に言うと戦術の幅はあまりなくフォーメーション変更や守備戦術は見ているとあまりレパートリーは持っていないです。
最大の特徴はやはり選手への信頼でしょうか?選手の個性を活かすことを大事に考えているようです。
選手補強
ここまでアーセナルが強豪チームとして残ってこられたのも選手補強のうまさがあったからです。
ベンゲルの獲得した選手はニコラアネルカ、パトリックビエラ、ロベールピレス、ティエリアンリ、セスク・ファブレガスなどなど書ききれないです。
代表的な成功例は
ティエリアンリ
アーセナルの伝説。ベンゲルFCモナコ時代の監督を務めていた時の教え子。
イタリアの強豪ユベントスに所属していた。当時のアンリは左サイドハーフというMFでプレーしていた。
目立った活躍をできていなかった為、当時の金額20億円ほどで獲得。
その後の活躍はアーセナルクラブ通算得点254点と前人未到の数字を達成しリーグ優勝に大きく貢献した。
セスク・ファブレガス
FCバルセロナからの下部組織からのほぼ無料で獲得。「青田買い」と当時獲得方法などが問題になりましたが、金の卵を獲得。
その後順調に成長し主将を務める。その後故郷のFCバルセロナに43億円で売却。
ベンゲルの選手獲得の信念は適正価格にこだわるところ。
高騰した超有名選手の獲得は行わず、価値が適正価格以下になった選手を獲得していく、いわばバリュー投資です。
そして購入価格より高値で放出するといったトレーダーそのものです。
まとめ
人格者で選手のことをほとんど悪く言わない(審判への文句は常時ですがw)監督です。
ベンゲルの監督としての方針とエミレーツスタジアムという新スタジアムを建設し金銭的に厳しかったアーセナルの方針が見事にマッチしてどうにか熾烈なプレミアリーグでトップ集団にとどまらせているといった感想です。
ただ、今やどのクラブも有望株の獲得に躍起で昔ほど、ベンゲルの名伯楽ぶりは発揮できなくなりました。
リーグ優勝から遠ざかり、批判や退任を希望するニュースを目にしますが、僕は今後も応援していきます!
余談
僕はサッカーゲーム、ウイニングイレブンのマスターリーグと言うクラブ経営をしていくモードが大好きで暇さえあればやってます。
最初はクラブ規模も小さく弱小チームです。そこから選手を獲得したり、設備投資を行なってビッグクラブにしていくゲームです。
ゲーム開始時は選手も微妙な選手ばかりで、チームの補強をしていかないといけないわけです。
ただ、資金もほとんどなくスター選手を獲得することは困難です。
限られた資金でどうやってチームを補強していくかと言うと、能力が高いけど市場評価が低い選手だったり、無名のスター候補選手を安価で獲得していくのです。
安くていい選手を見つけると”うおー”ととても興奮しますね笑
そんな時はベンゲル監督になれた気分です。
僕が株式投資に興味を覚えたと言うか、面白いと興味を持たせてくれた人なのかもしれません。